「2009年度日本OSS貢献者賞、日本OSS奨励賞」の表彰式ならびに受賞記念講演に行ってきました。
今年は昨年までの「貢献者賞」のほかに、「奨励賞」ができて枠がひろがりました。


http://www.ipa.go.jp/about/press/20091023.html

■ 「2009年度日本OSS貢献者賞」受賞者(4名 50音順)
     小崎 資広  氏
     瀧田 佐登子 氏
     フェルナンド ルイス バスケス カオ 氏
     本田 茂広  氏

■ 「2009年度日本OSS奨励賞」の受賞者(6名、2団体 50音順)
    * 新井 紀子 氏
    * 安藤 祐介 氏
    * 新藤 愛大 氏
    * 郄木 正弘 氏
    * 寺島 広大 氏
    * 林 拓人  氏
    * 山形県立寒河江工業高等学校・情報技術科 (団体)
    * LOCAL                  (団体)

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 カーネル周りの小崎さん。初めてお会いしましたが、すらっと姿勢良くニコニコと座っていて、ひときわ素敵でした。Mozillaの瀧田さんは「やっと受賞したか」と感じたほど、昨年まで受賞していなかったのが不思議なひと。「ひとり Netscape」の時代等、我慢の時期があってこその現在の普及への連続性が保たれたのだと感じました。フェルナンドさんはクラッシュダンプの仕組みを改善(?)したらしい。このレイヤの事は全然わからないけど、こういう地道な努力と工夫のおかげで安心してLinuxを使えるのですね。本田さんはPostgeSQLドキュメント整備の貢献で。残念ながら授賞式には欠席されました。


 奨励賞の中では、NetCommonsの新井さん。世間の中でもかなり情報リテラシーの低い部類に入る「学校」という特殊な世界を相手に NetCommons を普及させている活動は、他のよくあるOSS的活動とはまたかなり異なった苦労や工夫があるようです。情報リテラシーだけでなく予算の制約なども。校長先生が一年間で決済できる金額の低さに呆然としました。そういった環境で、負担なく違和感なく利用開始してもらえるプロダクトに NetCommons を育ててきたというのは素晴らしいと思いました。(あとで時間とってインストールしてみよう。相当簡単らしい)
 安藤さん(本名 yando さん)は cakePHP の普及活動で。国内活動のみでなく、日本と世界をつなぐ活動はなかなかできないもんですよね〜。高木さんはPHPマニュアル翻訳の貢献で。あるツールを使おうかと検討している時に、その道具自体を日本語で使えるか、日本語情報が豊富かというのは重要な要素となります。特にマニュアルなどはどんどん改訂されていくので、英語ドキュメントの更新についていく仕組み作りなど大変なことがいっぱいあります。PHPを日本語で安心して使えるのも高木さんのおかげ。
 寒河江高校情報技術科では学科をあげての、生徒教員ともの情報リテラシー向上にOSSを活用とのこと。寒河江高校だけでなく ITパスポートの枠で講演された八王子桑志高校や青山学院大学(この2校は特に「オープンソースというわけではないけれど」)のように、学校現場でコンピュータを活用して行こうという試行錯誤が増えているのが嬉しいですね。個人的にも力になりたい分野ですので、関係者の皆様におかれましては 「相談役(=話し相手)」が欲しければぜひお声掛けください。
 そしてもうひとつの団体受賞が、LOCAL。「北海道の」LOCALって紹介していいんですかね。LOCALのみなさんとは昨年の松江で初めてお会いして、もともとブースだすつもりじゃなかったのに無理矢理場所作ってブース出させちゃったり(笑)などのご縁もあって、個人的な思い入れ(=片思い)も強いグループでした。


 受賞者のみなさんおめでとうございました。


 夜はその中の何人かを囲んで、秋葉原たん清にてお祝い焼肉。元気に飲み食いしてちょっと割高だったけど(笑)、お祝いの場だからいいですね。

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